アイドルを人質にとってることを良いことに殿様商売をするアイマス運営
※これはお気持ち表明です
アイドルマスターに本腰を入れてプロデューサーになってまだまだ新参者と言って良い立場なのですが、どうもアイマス運営のとにかく保守的で受け身な姿勢にイライラさせられること然りです。正直アイドルマスターというコンテンツをもっと広く知ってもらおうという姿勢が運営には見られないように思えます。
このままなら5年後このコンテンツは潰れている気がします。
コラボは先方から声をかけるが基本
坂上Pのインタビューを見てみてみたらコラボは「先方から声を掛ける」という話なのですけど、基本的に売り込みはやらないんでしょうかね?『バンドリ』が午後の紅茶のリアル宣伝を貰ったり、Aqoursが「手も気持ちもぴっかぴか!」なんて厚労省とのポスターの仕事を貰っているのを比べたらコラボの規模が凄く見劣りする気がします。
シャニマスなんてようやく二年目の春に養老乃瀧が初めてのコラボなんですから、コンテンツ立ち上げ時でも軌道に乗ったときでも関係なく、自分から営業なんてしないんでしょう。新プラットフォームのローンチータイトルという一番重要な時期のはずなのにそんな態度だから1年目はあんな悲惨な売上だったんですよ。
アイマスというコンテンツがニコマスで広がっていたという成功体験から、「別に宣伝しなくてもタダで勝手にファンが広げてくれる」という意識が強いのかも知れません。春先のVTuberのシャニマス配信ブームもVTuberにお金払って宣伝して貰ってるんだなとみんな思ったのでしょうけど、その後のトラブルを見たら自発的に広がったものみたいですし。
DJKOOとかビリーバンバンとか大御所とのコラボは凄いと思いますが、これは非常に申し訳ないですが、エコーチャンバーにはなり得ても、あれで新規が来るとは思えないんです。まあ、ミリシタの宣伝ソングと称してチュパカブラを選択肢を出してそれを選ぶ程度のファンと運営しかいないのですが。ひょっとして、Twitterのトレンドに一度乗れば「宣伝になった」と思ってるんでしょうか?
塩見周子・幽谷霧子・豊川風花・桜庭薫と主要なプロダクションに一人ずつ元医者や趣味が献血と書いている人が居たり、4人とも血液型がバラバラ*1なんだから、これほどコラボにうってつけの題材もないと思うのですが、日赤から声が掛からない限りやらないんですかね?
投票企画があったりしたら、(アイマスファンという意味の)プロデューサーは宣材資料を作成したり、当然ながら作中のプロデューサーも営業回りに行ってる描写があったりと、みんなアイドルの売り込みに懸命になってるのに、(アイドルマスターというゲームそのものの)プロデューサーは、売り込みをせずにでーんと構えてるだけというのはどうなんですかね?
ま、バンドリの午後茶やバンドリの厚労省コラボも向こうから声を掛けて貰った末の企画なのかも知れませんが。
アニメも受け身?
Mマスがアニメになったときには「アニメ化には出会いやタイミングも必要で、 男性は 女性より歩幅が広いからミリオンより先にアニメになった」ということを坂上Pが言ってましたけど、それなら、ミリシタが出たときがコンテンツを売るという意味では一番の売り時だったと思います。
デレだってデレステは5年経ち、モバマスも10年も続けて勤続疲労が目立つ昨今。もういちどコンテンツの起爆剤としてのアニメという点では新キャラ声優7人が揃った今が一番の旬ですよね?彼の言うベストなタイミングって一体何時なんですかね?パチンコ化の話があったときなのでしょうか?
アニメも自分から主導して企画を立ち上げないで、基本的に「先方から声を掛けて貰う」のを待つ姿勢なのでしょうか?そんな姿勢を取っているのであれば、アニマスやモバアニでは製作委員会におけるクレジットの筆頭ではあるのですが、実際に出す資金なんてお付き合い程度で実際のアニメはノータッチなのではないでしょうか。おそらくミリオンのアニメもパチンコの販売元と噂されるSANKYOが殆どお金出してくれるのでしょう。
そりゃ、サンライズのオリジナルアニメな『ラブライブ!』だったり「キャラクターとリアルライブがリンクする」が売り文句で最初からあらゆるコンテンツに投入すること前提の『バンドリ』とは違ってあくまでもゲームファーストなのはわかります。
そもそも自分で企画を立ち上げて、当時はアイドルアニメなんてモノがなかった時代で方々に断られた挙げ句に出来たのがゼノグラですし、出来ればやりたくないものなのでしょうか?
持て余している感がありありのASと新技術と、どのアイマスも好きなこと前提の越境施策
アイマスMRとかあふぅTVは大変素晴らしいものがあります。ただ、VTuberとは格段に負担が掛かるものですし、そもそも演じる劇場自体がないということもあるので仕方ない面はありますが、軌道に乗るまで赤字覚悟で種をまかないとどうにもならないと思うのですが、今のところ散発的な試みに留まっている感じがあります。
こうした場に投じられるのは経験が豊富で、高齢化やママさん声優も多いという現実的な事情もあって大抵ASなのですけど、ミリオンが一大コンテンツに育ち、声優のプライベートの制約も多い現在では13人しかいない765プロだけでの展開も限界が見えてて、かといってミリオンに完全合流するわけにも行かずという持て余し感が見え見えです。
13人という(アイマスのタイトルの中では)少人数と知名度を生かして他のソシャゲとコラボとかしたら良さそうなんですけど、自発的に売り込みしないなから無理ですね。
更に言えば、最近ハンズとかアニメイトとか全作品コラボをやってますけど、他マスにファンを還流させること自体は正しい施策だと思いますが、ミリが好きな人がデレが好きとは限らないし、デレなんてNGと楓さんくらいしかしらない状況もあり得るのに、グッズだけズラズラに並べても余り意味ないんじゃないかと。
他マスにファンを還流させるなら、まず他マスのことを知ってもらうところから始めるべきで、折角Youtubeチャンネルがあるのだから、バンドリTVのように全てのアイマスをテーマにして司会の声優さんを週替わりにした情報番組とか越境SDアニメとかやらないのかなと思うのですが、まあ、無理ですね。(二回目)
サブスク?死んでも嫌だね!(大和田常務風に)
ここまでつらつらと不満を書いてきましたけど、ナナシスみたいに「アニメはやらない。やるときプロジェクトが終わるとき」なんて考えている所もあるので「やらないことがポリシー」というならまだ甘受できなくないのですが現状で意味一番の不満点はこれですね。
何もドラマCDも配信しろとかオフボーカルも配信しろなんて言ってませんし、発売と同時に出せとも言ってません。『アイカツ!』も『ラブライブ!』も『電音部』もサブスク配信をしているのに一向に出してきません。一年遅れでも構わないのに一向に出してきません。
アニメになるよりもローリスクで宣伝になるし、面倒なCDの出し入れなんてしなくても済むし、「興味はあるけど買うほどでも無い曲」とか「今では入手が困難な曲」もフルで聞けるというのはファンにとってはメリットしかないし、一再生ごとに数銭のお金が入るのだから、YouTubeに無断でアップされた曲を聴かれるくらいなら配信した方が運営側にもメリットはあるはずですが、CDの売上減少を恐れてるのでしょうか?
どうせ配信したところでプロデューサーなんてイベント目当てで初版限定盤を何十枚も買うんでしょうし影響なんてなさそうですが。
まとめ
間違いなくアイドルコンテンツを開拓した先駆者だったのですが、今となってはフットワークの重さがとにかく目立ちます。
10年前の成功体験や失敗に未だに囚われて新しい施策を打ち出せていない気がしますが、今の制作陣が引退して高山さんが偉くなるころには変わってるのでしょうか?それまで持つかは別として。
他に代わりがあるなら「辞めてやる」と言いたくなりますが、本編や楽曲、二次創作*2は質量ともに素晴らしいものし、なによりアイドル(キャラクター)には代わりがないのであるので離れられず、まるでアイドルを人質に取られてるようです。
そりゃ、コンテンツにはなんかしら短所がありますし、追い続けるとどっかこっか不満点は出てくるものですが、どこからもなんとかしろという声が上がらないのでしょうか?坂上Pより上の立場の人間は何も言ってこないんでしょうか?殿様商売というものは余裕があってようござんすね。