先進国が農業で生きるためには国民1人当たり2.61ha以上の農地が必要


「脱成長・里山資本主義」思想による根拠なきアベノミクス批判 WEDGE Infinity(ウェッジ)

 

この藻谷さんの主張を批判するコラムで「農業で生きる先進国は無い」と言いますが、ニュージーランドは例外的に農業で生きている先進国です。そのNZの農業の実態はどれくらいかというと下記の図の通りです。

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出典は農水省のサイトで、人口は面倒くさいのでWikipediaでしらべてみました。

北海道は独立すれば農業でやっていけるというドリーミーな人がいるので、ついでに北海道のも書いておきましたが、北海道ですら1人当たりの農地面積はNZと一桁違うのです。
2.61haというのがどのくらいのボリュームかというと、日本の農家一軒あたりの農地が統計によっても異なりますが2.17ha~2.45haなので、国民1人あたりの面積で日本の農家一軒を上回る面積があるということです。左右限らず熱病のように農本主義的な主張が繰り返されますが、このような数字を踏まえない主張はただの感情論に過ぎないでしょう。

結論:里山資本主義とは感情論的農本主義とタイトルを変えるべき。