ギャンブルに二枚舌の日本共産党

競馬の各レースに協賛したり、パチンコが一大広告主であるマスコミもですが、共産党も大概な話。参院選当時、プログラムを用いて馬券を巨額に購入して利益を得ていた男性が、外れ馬券を経費として申請して脱税で刑事事件となっていた事があり、その件もありnetkeibaという競馬情報サイトでは各党に競馬産業についての見解を伺った記事があり、その中で馬券の払戻金に対する課税についての質問もありました。その件についての共産党の回答。

競馬は芸術品ともいえる競走馬と人馬一体のなかで、その極限のスピードを競う格調高く、伝統のあるスポーツです。中央競馬会が“ギャンブル性を高めて売り上げを増やそう”という方向性を強めていることは、競馬の健全な発展を阻害するものであり、賛成できません。競馬に数億円の資金を投入するような特別な事例で課税・非課税を議論することは、一般の「競馬ファン」の実際からもかけ離れ、競馬の健全な振興に逆行することになりかねません。(以下略)

引用先 ネット選挙解禁!! 競馬に関する政党アンケート、注目の回答を大公開 - netkeiba.com


共産党は競馬という競技について最上級とも言える賛美を送っています。その上で射幸性を否定しスポーツとして発展すべきという見解を示しております。

しかし、ギャンブルが禁忌であるイスラム圏で競馬が盛んなトルコはアルコールも製造される世俗主義国であることから日米欧と変わらないギャンブルとして存在し、ドバイでは全てのレースの一着馬を当てれば高級車などの高額な景品を貰えるという形で「ギャンブル」が存在しており、競馬とギャンブルは表裏一体であることは否定できません。

もちろん、日高地方においては馬産は基幹産業そのものであり、資金力のある大手生産者グループである社台グループの1人勝ちの定着などにおいて窮地に立たされていたり、多くの労働者などを抱えていることは事実です。

それでも、ギャンブルへの考えは二枚舌であると言わざるを得ません。