石油は無限にあっても、石油はなくなることはあり得ますって

石油の無機起源説を唱える人は、大抵オカルトとか反原発とかそっち方面の人なのですが、声を大にして言いたいのは、資源が無限にあることと経済的に引き合うかどうかは別問題と言うことです。

まあ、無機起源説を唱える人は大抵経済という概念を知らないのか、それとも経済は悪という固定観念に縛られているので仕方ないのですが・・・。

そもそも石油の残りは40年という根拠はあくまでも「現在の技術と価格であと何年掘削できるか」という話であり、高騰していけば有機起源説であっても非在来型資源を含めれば100年~200年は持つと言われていますし、逆に極端な話ですが、イスカンダルから核融合の技術がもたらされて石油が採算に合わなくなったら、その段階で0年になります。ですから無機起源説であっても「残りX年」という概念は成立しえるのです。

第一、ロシアは無機起源説が有力なので、おそらくは石油開発も無機起源説に沿った石油開発がされているでしょうが、その結果が原油が50ドル/バレルになった程度で財政破綻寸前です。

第一、無機起源説を信じて、大もうけできると思うならベンチャー企業でも作って裏庭を掘るのにしないで、ピーピー喚くのは何かが違うと思いますよ。

 

追記:無機起源説自体は研究の価値があるとは思いますが、どうも無限に安価で採れる魔法の説扱いされてるのが気になりました。