札幌市は地下鉄の暖房代を負担する金は無くてもゾウや五輪に使う金はあるらしい


上田は頭が可笑しいんじゃないか?

まだ、地下区間だけ切るというなら話はわかる。東京の話ですが本質的に地下鉄は熱がこもりやすいのでので銀座線には暖房が無い車両もありますし、冷房を付けるケースもあります。

だけど、南北線全線の37.1%が地上区間*1し、それで暖房を切るというのは根拠である「暖房を入れなくても10度」を維持出来るとはとても思えないのです。

サービスレベルが損なわれる状況なら暖房も考えざるを得ないというけど、それだけ寒くなると言うのは電力需要が逼迫している時であって、全くの政治パフォーマンスであると言わざるを得ないのです。

18年が韓国平昌で、22年が北京かアルマトイカザフスタン)という状態で、次が札幌なら三回連続でアジア開催というのは常識的に考えて可能性がかなり薄いというのは素人でも分かるのです。*2

もし、欧米がどこも立候補しなくても、IOCが水面下で立候補要請をするでしょう。
もっと言えば、札幌市は円山動物園アジアゾウに誘致しているというのですが、ゾウ舎の建設に20億円、維持には2000万という莫大なコストがかかります。

これらに金をかける予算があるなら地下街・駅・車両の照明を全部LEDに変えればいいんですよ。案内板を消灯すると言うけど、旭川駅だとか首都圏の鉄道とかは案内板はLEDの薄い物が中心だけど、札幌の地下鉄はまだ蛍光灯を使っている。おまけにサインシステムは全般的に統一感が無くなってきているわけで、これも刷新してLEDにすればいい。


そういう設備投資なんて象や五輪を我慢してでも捻出すべき優先的な予算じゃないんですかね。

 追記:とこき下ろした上田市政なのですが、こういう補助金があって、「これはいいな」とは思います。ただし、いくら「省エネ」と言っても前の冷蔵庫より大型なら結果的に消費電力が増えるケースがあるので、型番を書かせて「より省エネになる」場合のみ至急するのであればなお良いですが。

*1:初稿は怒りにまかせて書いたので「半分近くが地上」と適当に書いたのですが、正確を期すために調べたところ全線(真駒内~麻生)12.1kmの内、地上区間は平岸~真駒内間の4.5kmで比率では37.1%が地上区間に当たります(出典)

*2:筆者は札幌での五輪開催そのものには賛成であります。しかし、名前の売り込みとしても30年大会で立候補して34年が本命というのであればまだしも、26年大会への立候補には疑問であります。